江上不二夫
えがみ ふじお
EGAMI Fujio
 
1910-1982
東京に生まれる。
日本における生化学の導入・普及の貢献者であり、戦後における進歩的科学者のリーダーの一人。

経歴と業績

 1933年、東京帝国大学理学部化学科を卒業。1934-37年、フランス政府給費留学生としてストラスブール大学およびパリ大学に留学。1941年、東京帝国大学理学部助手、1943年、名古屋帝国大学理学部助教授、化学科第3講座(有機化学)担当。1944年、同教授。1949年から72年1月まで日本学術会議会員。1953年、「生体酸化還元酵素の科学的研究」に対し中日文化賞授与。1954年、「細菌毒素および細菌酵素の化学的研究」に対し日本化学会賞授与。1958年、東京大学理学部教授。1966年、「リボヌクレアーゼT1の研究」に対し朝日文化賞授与。1967年、『生命を探る』(岩波新書)に対し毎日出版文化賞授与。1968年、埼玉大学理工学部教授併任。1969年から71年1月まで日本学術会議会長。1971年、フランス大統領からレジヨン・ドヌール勲章授与。同年、三菱化成生命科学研究所所長。1977年、国際生命の起源学会会長。1980年、同名誉所長。
(写真:菊池俊吉氏撮影。『自然』1982年10月号,p.40より)