佐々木 正
ささき ただし
SASAKI Tadashi
 
1915-
島根県浜田市に生まれる。
シャープが世界で初めて開発・商品化に成功した電子式卓上計算機(電卓)の計画・推進者。

経歴と業績

 1938年、京都大学工学部電気工学科を卒業、神戸工業(現在の富士通)に入社。戦時中はレーダー開発に携わり、戦後は真空管研究から真空管工場長を最後に、神戸工業が富士通に買収される前の1964年に早川電機(現在のシャープ)に移る。シャープで「電卓開発戦争」の先頭に立って、小型・液晶化を成功に導いた。シャープの電卓の開発・商品化成功の歴史は、すなわち世界の電卓史ともいえるものである。世界初のオールトランジスタ電卓CS-10Aを1964年に、2年後には世界初のIC(集積回路)電卓CS-31Aなどを開発・商品化させている。
 佐々木は1994年、国際基盤材料研究所を川崎市に設立、「脳に埋め込める電卓」の開発や様々な新素材の研究を行っている。
(写真:共同通信社提供)